バイクを売ろうと思った時、その知名度と安心感から「とりあえずレッドバロンに相談してみようかな」と考える方は非常に多いはず。
「買った店だし、高く買い取ってくれるはず!」
「大手だから、ここなら安心でしょ?」
でも実は、その安心感だけでレッドバロンに買取を依頼するのは、少し危険かもしれません。
なにも知らずに「とりあえず」で持ち込んでしまうと、会員・非会員に関わらず、思わぬ減額をされたり、余計な手間がかかったりすることも…。
今回は、数々のバイク売却を経験してきた僕が、レッドバロンならではの「買取の仕組み」について、全体の流れとともに解説していきます。
目次
買取前に確認!査定額を下げないための3つの準備

レッドバロンに限らず、バイクの買取査定を受けるのであれば、買取を申し込む前に準備しておくといいものがあります。
スムーズな取引のため、そして何より「こいつ、バイクを大事にしているな」と検査員に思わせるために、以下の3つだけは必ず準備しておきましょう。
① 必要書類の準備(車検証・自賠責・身分証)
まずは基本中の基本、書類の準備です。
これがないと、買取額うんぬんの前に、手続きができず、また出直すことになってしまいます。
排気量によって必要な書類が微妙に違うので、自分のバイクに合わせてチェックしてくださいね。
・身分証明書(免許証/保険証/パスポートなど)
・印鑑
126cc~250cc(軽二輪):軽自動車届出済証
251cc以上(小型二輪:車検証
最近はサインで済む場面も増えましたが、バイクの売買(譲渡)にはまだハンコが必要なケースもあるので忘れず準備しておきましょう。

必要な書類を紛失している場合は、再発行の手続きを忘れずに!
② ノーマルパーツと付属品の確保
もしあなたがマフラーやハンドルをカスタムしているなら、「純正パーツ(ノーマルパーツ)」は必ず探しておいてください。
レッドバロンの強みは、買い取ったバイクを自社の店舗で直接販売すること。
一般的に、ゴリゴリにカスタムされた車両よりも、ノーマルに近い車両の方が万人受けするため、査定額が安定しやすいです。
もちろん、カスタム車がダメなわけではありません。
ですが、「純正パーツも一緒に渡せます」というだけで、プラス査定(あるいは減額回避)になる可能性はゼロではありません。
特に古いバイクの場合、純正部品がすでに廃盤になっていることもあるため、その価値は計り知れません。
スペアキーや取扱説明書などの付属品も、あれば全て持参しましょう!

買取市場では「純正こそ正義」な場面も多いのが現実です。
③ 洗車と軽いメンテナンス
「どうせ売るんだから、汚いままでいいでしょ?」その考え方は、損をしているかもしれません。
レッドバロンで買取査定を受ける場合、機械(ACIDM)による細かいチェックはあれど、最終的に判断するのは人間です。
泥だらけでチェーンがサビついたバイクと、ピカピカに磨かれたバイク。
あなたが検査員なら、どちらに好印象を持ちますか?
「このオーナーはバイクを大切に扱ってきたんだな」と思わせることができれば、査定員からの印象もアップして、際どい価格交渉の時に味方になってくれる、かもしれません。
本格的な整備までは不要ですが、洗車をして、チェーンに油を差すくらいは、愛車への最後の手向けとしてやっておきましょう。

人と同じようにバイクも第一印象はかなり大事です。最後くらい綺麗にしてあげるのが親心!
レッドバロンで買取査定を受ける流れ

さて、ここからは実際にレッドバロンに買取を依頼した際の流れを、4つのステップで解説していきます。
特に「Step 1」の申し込み方法は、他社と同じ感覚でいると痛い目を見るポイントなので、しっかり読み込んでくださいね。
申し込み(店舗持ち込みor出張引き上げ)
レッドバロンにバイクの買取を依頼する場合、ここがまず最初の分岐点になってきます。
「お店に乗っていく(持ち込み)」か、「トラックで来てもらう(出張)」か。
結論から言うと、レッドバロンに関してはできれば「店舗持ち込み」を選んだ方がおすすめです。
理由はシンプルで、レッドバロンの「出張買取」は、一般的な買取業者(自宅の庭先で査定完了)とはシステムが少し違うからです。
出張買取の特徴・流れ
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そのため、出張を依頼すると、トラックでバイクを回収し、「一度お店に持ち帰って(預かって)から査定」という流れになるのです。
査定額に納得できず「やっぱりやめます」となった場合は、バイクを返してもらう手間が発生してしまうので、さらに時間がかかることに。

家の近くに店舗がない方や、自走できないバイクを売りたいなら、出張買取を選択!
店舗持ち込みの特徴・流れ
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その時の店舗内の状況次第では、その場ですぐに検査が始まり、早ければ30分〜1時間程度で金額が出ます。
ですが、その日の状況次第では、後回しになることもあるので事前予約がマストです。

その場で契約が決まれば、即日に現金も受け取れます!
もし、「車検切れで動かせない」「忙しくて店に行けない」という事情がない限り、レッドバロンは持ち込み一択だと思っておきましょう。

持ち込みか引き上げか、自分にあった法方を選びましょう!
逆に、自宅にいながら、その場でサクッと金額を知りたいという場合は、出張査定を主力としているバイク王の「無料お試し査定」の方が、システム的には相性が良いと言えます。
工場内での実車査定と「ACIDM」チェック
ここがレッドバロン最大の特徴であり、他社には真似できないポイントです。
店舗に持ち込むと、バイクは整備工場へと運ばれ、「ACIDM(アシダム)」という独自のコンピュータ診断機にセットされます。

レッドバロン公式より引用
ここでは、外観の傷やサビのチェックだけでなく、フレームの歪み、エンジンの出力特性など様々な項目を、すべて「数値」で計測します。
人間が目視で行う査定と違い、ACIDMはより正確な状態があらわになります。
「立ちゴケしたけど、見た目は綺麗だからバレないかな…」なんて甘い考えは通用しません。
逆に言えば、「見た目はボロいけど、機関は絶好調」というバイクであれば、ACIDMがその健康状態を証明して、強力な味方になってくれるかも?

ACIDMには全てを見透かされるので、オーナーとしてはドキドキの瞬間ですね。
査定額の算出と提示
検査が終わると、いよいよ買取金額の提示です。
査定額は、先ほどのACIDMのデータと、全国300店舗以上のネットワークで共有されている「相場データ」を照らし合わせて算出されます。
一般的な買取店は、業者オークションに流して換金することもありますが、レッドバロンは自社の店舗で直接売ることができます。
オークションの手数料や中間マージンがかからない分、その浮いたコストを買取額に還元しています(だから高いですよ)というのが彼らの「ダイレクト買取」です。

自社での販売を前提にしているので「整備コスト」や「在庫リスク」によっては、必ずしも高くなるとは限らないです。
契約手続き・支払い
提示された金額に納得できれば、売買契約書にサインをして手続き完了です。
ここでレッドバロンの嬉しいポイントが、「現金払い」の強さ。
店舗の金庫状況にもよりますが、その場で現金手渡ししてくれるケースがほとんどです。(※持ち込みの場合)
「今すぐまとまった現金が欲しい」という方にとっては、数日後の振込になる他社よりも大きなメリットになるでしょう。
もちろん、名義変更などの面倒な役所手続きは、すべて代行(無料)してくれます。

現金の魔力、恐るべし…。
旧車に強いレッドバロンでもプレ値の買取は不可

「ネットでプレミア価格200万円で売られているバイクだから、150万円くらいで売れるかな?」
もしあなたが、プレミア価格がついている旧車や絶版車をお持ちなら、この点には特に注意が必要です。
結論から言うと、レッドバロンは旧車にめちゃくちゃ強いですが、「市場のプレミア価格が、そのまま買取額に反映されるわけではない」というのが現実です。
ここでは、なぜ「販売価格」と「買取価格」に大きな乖離(かいり)が生まれるのか、そのカラクリを解説します。
「プレミア価格=買取額」にはならない現実
これには、パーツ供給が終了してしまったバイクに強いレッドバロンならではの、販売責任が深く関係しています。
個人売買なら、現状販売で高く売れるかもしれませんが、レッドバロンは「整備保証付きの中古車」として次のオーナーに販売します。
数十年前に生産された旧車は、納車した翌日に壊れるリスクも十分にあるので、買取額からはあらかじめ「将来発生するであろう修理費用(保証コスト)」や、交換が必要な部品代が差し引かれるのです。
「直して売る」という責任を負っている分、どうしても右から左へ流すだけの転売価格よりは安くなってしまう。
これが大手としてのリスクヘッジであり、買取額が伸び悩む最大の理由です。

次のオーナーへの「安心代」が含まれていると言われると、ぐうの音も出ませんね。
他店で断られるバイクでも値段が付く理由
逆に言えば、レッドバロンは、他店で断られるような「現存するパーツの少ないボロボロのバイクでも値段がつく」という強烈なメリットもあります。
普通なら「部品が出ないから修理不能」と断るような車両でも、レッドバロンは全国の在庫パーツや、最悪の場合は「自社でパーツを自作する」という変態的な技術力で再生させることも。
プレミア価格そのままとはいきませんが、他社で断られたバイクでも、意外な値段がつくケースも珍しくありません。

中古パーツを集めて25年以上経つ、レッドバロンならではの強みですね!
「委託販売」なら高く売れるが、バイクが痛むリスクあり
「プレ値のバイクなんだから、絶対安く売りたくない!希望額で売りたい!」
そんな方には、レッドバロンの委託販売システムという選択肢もあります。
これは、店にバイクを展示してもらい、売れた時に手数料を引いた額を受け取るシステムで、価格設定権はあなたにあります。
一見、高く売れる夢のようなシステムですが、大きなデメリットがあります。
それは、「展示中は本格的な整備がされない」ということ。
バッテリーの充電程度はしてくれますが、長期間売れ残ると、ゴム類や油脂類が劣化し、いざ売れずに引き上げる時に「調子が悪くなっている(整備費がかかる)」というリスクがあります。

委託はハイリスク・ハイリターン。「この値段じゃなきゃ売らない!」という強い意志がある人向けのマニアックな選択肢です。
その買取額で即決?「保留」にする際の賢い断り方

「うーん、思ったより安いな…」
「他のお店も見てもらいたいけど、言い出しにくい…」
レッドバロンに買取を依頼して、査定額が提示されたその瞬間、おそらく多くの人が迷うはずです。
相手はプロの店員「今決めてくれたら、もう少し頑張れますよ?」なんて甘い言葉をささやかれると、ついハンコを押してしまいそうになりますが…。
一度冷静になるためにも、納得がいかない場合は「保留(持ち帰り)」にする勇気も必要です。
レッドバロンは「他社比較」を嫌がる?
基本的には、中古二輪販売の最大手であるレッドバロンであれば、自社の買取額を他社と比較されても、嫌な顔一つしないでしょう。
ですが、全国に300店舗以上もある巨大組織ですから、中には人間味あふれる?店員さんもいます。
そのため、他社と競わせるような駆け引きをあまり好まない店舗や担当者に当たることもあるかもしれません。
「うちはこの値段が限界です。他へ行っても変わりませんよ?」
もし、そうやって自信満々にスパッと金額を提示された場合、無理にその場で粘って交渉するのは得策ではありません。
そういう時は、「一度持ち帰って検討します」と正直に伝えて退店するのが一番スマートです。
これなら、相手も無理に引き止めることはできませんし、嫌な顔をされも無視です。笑
買取を断ることは悪いことではありません!大切な愛車を手放すのですから、自分が100%納得できるまで時間をかけましょう。

店員さんも人ですから、相性はあります。「この人とは交渉しづらいな」と思ったら、サクッと引くのが吉!
どうしても迷うなら「バイク王」との比較が最強
「レッドバロンの金額は魅力的だけど、本当にこれが最高値なのかな?」
もしそうやって迷ってしまった時は、買取業界最大手のバイク王と比べるのが一番手っ取り早いです。
販売力のレッドバロンに対し、バイク王は買取のプロ。
得意な車種や評価基準が異なるため、両社の査定額を比べることで、あなたの愛車の「本当の相場」が見えてきます。
「レッドバロンの方が高ければ戻ればいいし、バイク王が高ければそっちで売ればいい」
それくらいシンプルな気持ちで、まずは比較してみるのが、後悔しないための売り方です。

迷っている時間はもったいない!サクッと両方聞いて、高い方に売る。これが一番シンプルな正解です。
レッドバロンの精密な査定に立ち向かう攻略法

ここまで、レッドバロンの買取の流れや特徴を解説してきましたが、最後に「高額査定を勝ち取るための最大の攻略法」をお伝えします。
それは、いきなりボス(レッドバロン)に挑まない」ということです。
いきなりボスに挑んではいけない
記事の途中でも触れましたが、レッドバロンの査定基準は「ACIDM」などの数値に基づくため、良くも悪くも厳格です。
「この傷で〇万円減額です」
「エンジンの数値が平均以下なので、この価格です」
そう言われた時、何のデータも持っていない素人の私たちは「はぁ、そういうものですか…」と頷くしかありません。
これでは、相手の言い値で売ることになってしまい、自分のバイクが、適正評価されているのか、それとも「保証コストを引かれすぎている」のか、判断できませんよね?
先にバイク王で業界の基準価格を知っておくべき理由
だからこそ、レッドバロンに行く前にやるべき鉄則があります。
それは、買取最大手であるバイク王で、基準となるモノサシを手に入れておくこと。
バイク王は、買取したバイクを業者オークションに流すことも多いため、「現在の市場相場」をダイレクトに反映した金額を提示してくれます。
この「基準価格」という武器を手に入れてからレッドバロンに行くと、世界が変わるはず。
・バイク王より高いなら「さすがレッドバロン!」と気持ちよく即決。
・バイク王より安いなら「相場はこれくらい(バイク王の価格)だと思ったんですが、なぜ安いんですか?」と交渉ができる。
この手順を踏むだけで、買い叩かれるリスクはほぼゼロになります。
まずはスマホで簡単に申し込める無料お試し査定を利用して、戦うための武器を手に入れましょう。

交渉の武器を持たずに戦場に行ってはいけませんよ!

まとめ
今回は、レッドバロンの買取の仕組みや、持ち込み時の流れ、そして査定額を下げないためのポイントについて解説してきました。
レッドバロンは「ACIDM」による正確な検査や、自社販売ならではの強みを持つ、非常に信頼できる買取先の一つです。
しかし、その特殊なシステムゆえに、何も知らずに飛び込むと損をしてしまう可能性があるのも事実です。
一番もったいないのは、あれこれ悩んでいる間にバイクの価値が下がってしまうこと。
そして、「一社だけの査定」で売ってしまい、後から「もっと高く売れたかも…」と後悔することです。
まずは、業界の基準であるバイク王で、あなたの愛車の本当の価値を知るところから始めてみてください。
その金額を見てから、レッドバロンに持ち込むか、そのままバイク王に売るかを決めるのが、最も賢く、そして損をしない売却方法です。
あなたの愛車が、納得のいく最高の価格で評価されることを応援しています!
以上、今回はここまで!

























