どうも、山族の裏方こんさんです！
突然ですが、あなたはバイクを購入する時「新車」か「中古車」どちらを買うでしょうか？
まっさらで誰も乗っていない新車を購入するのもいいと思います。
ですが、何かと物価が高くなっている近年は、少しでも費用を抑えるために中古バイクを選ぶ人も多いのではないでしょうか？
今回の記事では、中古バイクの購入を検討している方々に向けて「中古バイクの選び方」について詳しく解説していこうと思います。
間違った選び方で損をしないためにも、ぜひ最後までご覧ください！
目次
中古バイク選びで失敗しないための考え方
さて、中古バイク選びで何より重要となってくるのは、他でもないあなた自身の考え方です。
中古バイク選びで失敗しないために、以下のような考え方を持つようにしましょう！
- 焦らず時間をかけて選ぶ
- 第一印象を大事にする
- 価格だけで判断しない
考え方① 焦らず時間をかけて選ぶ
早く乗りたいからと焦って中古バイクを選び、そのまま購入してしまうのはとても損をしやすいです。
「欲しいこの色が今1台しかない！」
「このバイクは店員のおすすめらしい！」
「今買わないと誰かに買われるかも！」
焦る理由は様々あれど、焦っていいことになった話なんて僕は聞いたことありません。
焦っていると、細かな傷を見逃していたり、消耗部品の寿命がすぐに切れたり、時には重大な欠陥を見落としたりするかもしれません。
中古バイク選びで失敗しないためには、まずはじっくり焦らず、自分の希望する条件に合うバイクを探すのが吉です！
じっくり選んでいるうちに好条件の車体が突然入荷するケースもありますね！
考え方② 第一印象を大事にする
中古に限った話ではなく、バイクを購入する1番の決めてとなりえるのは、やはりファーストインプレッション（第一印象）です。
何台も何台もバイクを見ていると、だんだんと、どのバイクがいいのかわからなくなってきます。
そんな時、何より頼りになるのが自分で感じたそのバイクへの第一印象です。
自分が惚れたバイクだからこそ、長く・楽しくバイクと付き合っていくことができるんです。
中古バイク選びに悩んだ時は、あなたの直感のようなものを信じることも大切です。
ビビッとくるバイクに出会いましょう！
考え方③ 価格だけで判断しない
中古バイクの購入で失敗している多くの原因は、価格で判断して購入してしまっていることです。
安さに釣られて中古バイクを購入してしまったばかりに、後々多くの故障が起きてしまい予想外の修理費がかかってしまうパターン。
また、価格の安いバイクは同車種の中でもリセールは低めになりやすく、その後の乗り換えを考えるとあまりおすすめはできません。
ただ安いからと飛びつくのではなく、後ほど詳しく解説する「中古バイクの確認ポイント」を必ずチェックするようにしましょう！！
安かろう悪かろうです。
購入時に必ず確認しておくべき項目と基準
次にご紹介するのは、中古バイクを購入する際、必ず確認するべき項目についてです。
項目① 走行距離
中古バイクを購入するうえで、はじめに確認したいのが走行距離です。
なぜなら走行距離は、中古バイクの消耗度合いを予測する際の判断基準の一つとなるからです。
一般的には2万kmが一つの基準とされ、そこを超えると各部の消耗が進んでしまい故障リスクが高まるといわれています。
定期的なメンテナンスや、消耗部品の交換によって状態のいい中古バイクももちろん存在します。
しかし、250cc以下のクラスのバイクなどは、車検制度がないため、どんな管理をされてきたか分かりにくく、一種の賭けのようなものに。
どの排気量帯のバイクを購入するのであっても、予算内であるならば、なるべく走行距離の少ないものを選ぶのが無難でしょう。
また、走行距離はメーター表示だけでは信用に足る情報とはいえないので、整備記録などの過去の情報も参照するようにしましょう！
走行距離を気にしない人も一定数いるようです。
項目② 製造年式
次に確認すべき項目は、バイクの製造年式です。
こちらも中古バイクを選ぶ際には重要な項目で、年式が古くなるほど、各部品の劣化が進んでしまっている状態だからです。
特に、電装系やゴム類の劣化が早いので覚えておくようにしましょう。
では、バイクの製造年式として安心できるラインとはどこなのでしょうか？
一般的には、5年以内の製造年式のバイクを選ぶのが良いとされ、5年以内のバイクであれば、各部の劣化も比較的少なく、長く乗れる可能性が高いといえます。
また、年式が高くなるほど車両価格は上がってしまいますが、その分、最新装備などを装備しているものが多いので、自分の懐事情と相談すると良いでしょう。
古くても、距離を走ってなければ、比較的安価な部品交換で状態のいいバイクを手に入れられるかも。
項目③ 転倒歴
中古バイクを選ぶのであれば転倒歴も確認すべき項目。
立ちゴケ程度の軽微な転倒であれば、比較的バイクへのダメージも少ないですが、走行中に転倒をしていた場合、レバー類だけでなく、フレームや外装などに重大なダメージを負っている場合もあります。
購入した後の安全を買うためにも、中古バイクの転倒歴は必ず確認するようにしましょう！！
フレームの歪みなんてぱっと見はわかりにくいですからね。
項目④ 整備記録
中古バイクの中には、まともな整備記録がない場合もありますが、できることなら直近2年分程度の整備記録のわかるバイクを選ぶのがおすすめです。
定期点検は受けていた？オイル交換の頻度は？カスタム歴は？
特に、オイル交換の履歴はエンジンの状態を予測する上でかなり重要な項目です。
距離は走っているのに、全然オイルは交換されていないバイクなんて怖くて買えたものじゃありませんからね。
仮に気になったバイクがあったとしても、整備記録が不明瞭だった場合は、購入を避けたほうがいいでしょう。
僕は自分でバイクの整備をしてもメモを取るようにしてます！
ここに注目！中古バイクの確認ポイント
さて、先ほどの章では、中古バイク購入時の必ず確認すべき項目について解説させていただきましたが、本番はここからです。笑
中古バイクを選ぶ際、購入後に後悔しないためには、先ほど挙げた項目はもちろん、下記の項目に注目することがかなり重要です！
上記のポイントさえ覚えてしまえば、あなたが中古バイク選びで失敗する可能性は限りなく低くなるでしょう。
それでは、各項目を見ていきましょう！
1, 外装にキズはどの程度あるか
中古バイクを選ぶのであれば、まずは外装の傷の有無を確認しましょう。
塗装が剥げている箇所や、修正跡がわかるようなところからは、他の故障箇所も見つけやすいです。
傷やその他の故障を見つけたら店員さんに修理費などの確認もお忘れなく！
2, エンジン音に違和感を感じないか
エンジン音は、エンジンの状態を知るための重要な指針です。
購入を迷っているバイクは、できるだけエンジン音を聞くようにしましょう。
「カタカタ」「ガタガタ」と異音がなっている場合は、エンジン内に不具合がある可能性が高いので、注意が必要です。
また、アイドリング時の音だけでなく、ある程度回転数を上げた状態での確認も必須です。
販売店やバイクの状態によっては、エンジンがかけられない場合もあるので、まずは店員さんに確認しましょう。
3, タコメーターの針が正常に動くかどうか
バイクのエンジンが掛けられたら異音の確認と共に、タコメーターの針も確認するようにしましょう。
タコメーターの針はアクセル回すとスムーズに動くかどうかが確認ポイント。
劣化していた場合は、針が振れたり波打ったりするので注意深く観察してみましょう！
古い車種のアナログメーターの針は不具合がでているものも多い印象です。
4, 消耗品の寿命はどの程度あるか
中古バイクを選ぶなら消耗品の状態も確認しておくべき項目です。
購入後の安全のためにも忘れずに確認しておきましょう！
安全に払うお金は惜しみなく！交換が必要そうなら納車整備の段階でお願いしましょう！
5, 左右のステップが曲がってないか
左右のステップは、バイクの真上から確認すると歪み・曲がりがわかりやすいです。
一見すると曲がっていないように見えても、ダメージ受けていた場合、ブラケットから変形し左右が直線上にないことがあります。
ステップの状態からでも、転倒の有無やフレームへのダメージが予測できるので忘れずチェックしましょう！
とりあえず跨ったら下も見てみて下さい。
6, フロントフォークのオイル漏れ・サビがないか
バイクのフロントフォークの確認はかなり重要です。
ここが錆びてしまうと、フォークオイルを封入するゴムを嵌め込む際に必ず錆部分を通過することになり、ゴムは切れやすくなります。
銀色のインナーチューブの交換や再メッキなどは、高額修理の部類に入るので、見落としがないようにして下さい。
僕も再メッキを検討したことがありますが、7万もかかるといわれました…。
7, ハンドルに歪みがなく左右均等に切れるか
気になるバイクが見つかったら、ストッパーに当たるまでハンドルを切ってみましょう。
左右均等に切れない場合は、フレームなどに歪みがある場合があるので注意して下さい。
また、ハンドルを切る際の音や動きにも注意が必要で、スムーズに切れなかったり、異音がする場合はベアリングに不具合がある可能性が高いです。
ハンドルに異常があると走る時違和感を感じることも。
8, メーターパネルの液晶表示は鮮明か
バイクのメーターは、単にスピードのみを表示するのではなく、走行距離や残りの燃料など様々な情報を表示しています。
バックライトに異常があると、夜間の視認性が悪くなるので、ここもみておくとよいでしょう。
手で影を作ると昼間でも確認しやすいかも！
9, 電装系が正常に動作しているか
ライト類やホーン、ウィンカーなどが正しく機能しているか確認しましょう。
また、バッテリー残量はセルの周り方などで判断ができるので合わせて確認しておくといいです。
たいていは問題があっても納車整備の段階で改善される項目ですね。
10, シート下など見えない部分に腐食やサビがないか
この項目が一番と言ってもいいほどの重要な項目です。
パッと見でわかる不具合や傷とは違い、普段見えない部分にこそ重大な欠陥が隠れている場合があります。
フレームのネック部分などは、隙間からライトで照らすことで確認できたりするので、見えにくい部分も忘れずチェックするようにしましょう！
外見が綺麗でも安心してはいけません！
11, 買取後に修理した箇所の明細を見せてもらう
気になる中古車を見つけたら、店員さんに、そのバイクを買い取った後に修理した箇所の明細をみせてもらえるか確認してみましょう！
合わせて、なぜ交換が必要だったのかを聞くことで、前オーナーの使い方や、故障箇所を知ることができます。
明細は無理でも、口頭でなら教えてもらえるかも！
長くはなりましたが、以上が中古バイク選びで失敗しないための、注目すべきポイントでした。
山族の動画にて、ゴル氏がお父ちゃんへプレゼントしたバイクも当然これらの項目を完璧に網羅して購入いたしました。
そのおかげか、現在も何も不具合が起きることもなく所有を続けられているそうです！
自分の親にバイクをプレゼントするなんて、ほっこりエピソードにも程があります。笑
バイクをそのまま下取りに出すのはNG!?
さて、ここまで中古バイクの選び方について長々と解説してきましたが、1点だけみなさんに伝えておくべき重要なことがあります。
それは、現在所有しているバイクから乗り換えを検討している方は、バイクを下取りに出すのはやめたほうがいいということです。
バイクの下取りは、その店舗でバイクを購入する前提での話であり、バイク選びの選択肢を狭めてしまうだけでなく、査定額も低くなりがちです。
反対に、バイク王などの大手買取業者であれば、豊富な買取実績で培った確かな目を持ち、大手だからこそ、半端な査定額で自社の評判を落とすような真似も避けるでしょう。
僕の実体験を例にあげると、以前所有していた「Ninja 400」を売却する際、一度は下取りを考え、見積もりまでしてもらいました。
しかし、思ったような金額はつかず、本当にそんな値段？という額でした。
15万前後だったような気がします…。
しかし、その後に査定を頼んだバイク王では下取りの査定額を10万円以上も上まわる金額を提示してもらうことができ、速攻でバイク王にお願いする形となりました。笑
この記事を読んだあなたも、下取りで損をしないようにして下さいね！
バイクを売るならゴ〜、バイク王。です！笑
中古バイク選びはお店選びから始まっている
ここまでの内容で、中古バイクの選び方については、みなさんよく理解していただけたかと思います。
しかし、中古バイク選びというものは、バイクを選ぶ前の段階である「店選び」も重要になってきます。
以上に挙げた項目全てを満たしている店舗を見つけ、やっと中古バイクを選ぶスタートに立てるのです！
行きつけのバイク屋さんなどがない方は、まずは「いいバイク店」を探すところから始めてみましょう。
バイク屋さんと仲良くなれれば多少の無茶も通るようになるかも、しれません。笑
中古バイク購入時の商談で確認しておくべき項目
最後に、中古バイク選びの次のステップである、購入段階へ進めるための商談時に役立つ「商談時に確認すべき項目」について紹介してこの記事を終わろうと思います。
その項目とは以下の8項目です。
項目① 車両価格や諸費用などをまとめた明細
これは「見積もり書」のことです。
商談を進める上で、支払う金額は何より重要となってくるので、欲しい中古バイクが決まったら、まずは見積書を出してもらいましょう。
どの費用が含まれているのか、追加料金が発生しないかなどをしっかり確認することがポイントです。
他の店舗と比較するためにもらうのもありです！
項目② ローン審査の条件と金利について
中古バイクをローンで購入する場合、金利や支払い回数の条件は総支払額に直結する重要ポイントです。
店舗ごとに金利が違ったり、信販会社が複数選べる場合もあるので、「月々いくらで、総額はいくらになるのか」を必ず確認しておきましょう。
また、頭金の有無や、審査にかかる時間についても聞いておくとスムーズです。
銀行ローンなどを自分で組むのもありです！
項目③ 具体的な納車までのスケジュール
契約してから納車までの流れは店舗によってさまざまです。
「整備に何日かかるのか」
「登録手続きはいつ行われるのか」
など、納車日を明確にするのは購入後の予定を立てる上でも重要です。
特に、連休前や繁忙期は通常より時間がかかる場合もあるので、あらかじめ確認しておくと安心です。
この段階は早く乗りたくて、ウズウズする段階です。笑
項目④ 納車整備時に追加のカスタムは可能か
納車整備のタイミングであれば、工賃が抑えられたり、同時作業で効率よく仕上げてもらえることがあります。
グリップ、USB電源、スマホホルダー、ETCなど、後から付ける予定のものがあるなら、「納車前に装着できますか？」と相談してみましょう。
店舗によっては対応不可だったり、別途日数が必要な場合もあるため、最初に確認しておくと失敗を防げます。
パーツ持ち込みで値段が変わることもあるかもしれないですね。
項目⑤ 保証内容・期間の具体的な範囲
中古バイクは新車と違い、バイクの状態に個体差があります。
そのため、どこまで保証されるのか、期間はどれくらいなのかは必ず確認したい項目。
「エンジンのみ保証なのか」
「電装系も対象なのか」
「距離制限はあるのか」
など、保証内容の幅はバイク屋ごとに大きく異なるので忘れず確認しましょう。
気になる点は遠慮せず質問しておきましょう！
項目⑥ バイク屋独自のサービスの有無
店舗によっては、独自の点検サービスや無料工賃、オイル交換サービスなどを行っている場合があります。
こうしたサービスは長く乗るほどメリットが大きいので、「購入者限定の特典などはありますか？」と聞いておくと、お得な情報が得られることもあるでしょう。
限定的ですが免許取得キャンペーンなども有名ですよね。
項目⑦ 任意保険の加入について
店舗によっては、任意保険の紹介や手続きをその場で行ってくれるケースがあります。
特に初めてのバイク購入の場合、保険選びに迷うことが多いため、
・どの保険会社を扱っているのか
・補償内容の違い（ロードサービスなど）
などを簡単に説明してもらうと安心です。
もちろん、自分で保険を選ぶ場合もあると思うので、必ずしも購入する店舗で加入しなくてはならないわけではありません。
バイク屋独自の特典などがあれば魅力的ですね！
項目⑧ 修理体制が整っているか
購入後のトラブルに備えて、店舗の整備・修理体制がどれほど整っているかは非常に重要です。
修理というのはいつ発生するかわからないため、迅速に対応してもらえるか、代車の用意はあるかといった点は必ず確認しておきましょう！
また、店舗によっては整備士が少なく、慢性的に作業が遅れがちなケースもあります。
「売って終わり」にならない、アフターサポートの充実したお店を選ぶことが、長く安心して乗るうえで欠かせないポイントです。
整備士業界も人手不足が深刻らしいですね…。
まとめ
ここまで「中古バイクの選び方」について詳しくお話してきました。
中古バイク選びで大事なのは、テクニックよりもまず考え方。
焦らず時間をかけて選ぶこと。
第一印象を大事にすること。
そして、価格だけで決めないこと。
そのうえで、走行距離や年式といった基本情報に加え、今回紹介した「注目ポイント」をしっかりチェックすれば、ハズレ車両をつかむリスクはかなり減らせます。
また、乗り換えの際は安易に下取りに出さず、買取業者にも査定を出して比較することで損を防ぐことができます。
そして、中古バイク選びは「お店選び」から始まっているということも忘れないでください。
いい中古バイクとの出会いはご縁です。この記事を参考に、あなたにとって納得の一台を探してみてくださいね！
以上、こんさんでした！
