Z1000は、カワサキが製造・販売する、猛獣のようなアグレッシブなデザインのロードスポーツバイクで、多くのライダーを魅了してきた人気モデルです。
その一方で、「最近はあまり乗らなくなった」「そろそろ次のバイクも気になる」と感じているライダーも多いのではないでしょうか?
この記事では、Z1000の買取相場はもちろん、リセールバリューや査定で評価されやすいポイントをわかりやすくまとめました。
あなたの愛車が今いくらで売れるのか、無料でチェックできる査定サービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Z1000は今いくらで売れる?最新買取相場

では早速、Z1000の直近の平均買取相場をグラフで見ていきましょう。

Z1000の、直近6ヶ月間の買取相場を見てみると、平均買取価格が66万円前後となっております。
しかし、年式・走行距離・状態によって大きく変動し、現行モデル(Rエディションなど)を含めると、おおよそ40万円〜100万円超までと、幅広い価格で買取が行われております。
近年のモデルや、走行距離の少ない車両は70〜90万円台が狙いやすく、2014〜2016年式F型なら50〜80万円台、2000年代前半のモデルは40万円前後が目安となります。
また、限定カラーや人気グレード、極上コンディション車は高額成約事例もある一方で、転倒歴・外装の傷・過走行などはマイナス要因になりがちです。
Z1000は、状態次第で評価が大きく変わるモデルなので、「今の自分のZ1000はいくらになるか?」を知るためにも、一度無料お試し査定で具体的な金額をチェックしてみてください。
また、このあと紹介する「査定額を上げるコツ」もチェックして、万全の状態で査定に臨んでください。

Z1000の査定で特に見られる2つのポイント

それでは、買取相場がわかったところで、次はZ1000の査定で特に見られるポイントを紹介していこうと思います。
ポイント① エンジンの不調
Z1000に乗っていると、アイドリングが不安定だったり、エンジンがなかなか始動しないことはありませんか?
実は、街乗りや短距離走行ばかりだと、スロットルボディ周辺にカーボン(燃えカス)が溜まり、空気が吸い込みにくくなることで、こうした症状が出やすくなってしまいます。
こいった症状の対策はとても簡単で、日頃からエンジンをしっかり温めてあげることがポイントです。
エンジン内部の熱で、カーボンを焼き切る「自己浄化」が行われ、燃えカスが溜まるのを防いでくれるので、できるだけ月に数回は30分以上連続で走るようにしましょう。
さらに、スロットル周りのカーボン除去に効果のある燃料添加剤を併用すると、予防効果はより高まります。
アイドリング不調が続く前に、まずはエンジンを温める習慣から試してみてください。

普段の乗り方を少し変えるだけで、良い状態をキープできます。
ポイント② 電装系カスタムの電源の取り方
Z1000を、ロングツーリング仕様にして、グリップヒーターやUSB電源、ナビなど電装パーツをたくさん装備しているオーナーも多いかと思います。
もちろん、装備していること自体はいいのですが、問題は「電気をどこから取っているか」で、バッテリーからの直取りや、ヒューズボックスのよくわからない箇所からの分岐はおすすめできません。
また、社外パーツの説明書によっては、フロントブレーキスイッチの配線に割り込ませる指示が書かれていることがあります。
しかし、雨水や湿気でスイッチ周辺が錆びて通電しなくなると、前ブレーキを握ってもブレーキランプが点かない、という非常に危険な状態になります。
追突リスクが一気に高まるだけでなく、買い取った後に配線のやり直しが必要になり、買取査定の現場でも大きなマイナスポイントになります。
配線は、バッテリーから各電装パーツへ電源を送ることが理想的で、安全面はもちろん、バッテリー保護の面でも安心できるので、プラス査定につながりやすくなります。

安全に電気を取れているかが、高額査定への近道です。
Z1000の査定額を上げる2つのコツ

コツ① カスタムパーツは付けたまま売る
カワサキ車の中で、とくにZ1000は、カスタムが沢山付いているほど店頭で売れやすいという特徴があります。
理由は、Z1000はモデルチェンジが多く、パーツが適合する年式の幅がとても狭いため、外してネットで売ろうとしても、買い手が付きにくいからです。
そのため、マフラーやバックステップなどのパーツは、外してノーマルに戻すより、付けたまま査定に出したほうが高額査定につながりやすいのです。
結果として「ノーマル戻し+パーツ単体販売」は、手間のわりにリターンが少ないケースが多く、カスタム込みでまとめて売ったほうが、早く・ラクに・高く売れる可能性が高いです。

カスタムパーツはそのままで、査定を出しましょう。
コツ② 排気ガス検査証明書の発行
社外マフラー付き車両の査定で、意外と重要なのが「排気ガス検査証明書」の有無です。
これは車検対応マフラーに付属する書類で、紛失していると車検時に不適合扱いとなり、査定額が下がる原因にもなります。
しかし、マフラーメーカーの公式サイトで、マフラーにリベット留めされているJMCA番号を入力すれば、有料にはなりますが、証明書を再発行してもらうことが可能です。
Z1000を査定に出す前に、手元に証明書があるか、あるいは再発行できる状態かを必ずチェックすることで、同じ車両でも査定額の減点を防ぐことができます。

面倒くさがらず、必ず発行しましょう!
より高く売れるZ1000の特徴

Z1000で、とくに高く評価されやすいの年式は、2017年以降のモデルで、いわゆる「ヘビ顔」と呼ばれるフロントマスクが特徴です。
中でも人気なカラーは、定番のブラック系や、ブラック×グリーンが人気で、相場にも反映されています。
また、低走行であることに加え、意外と大きな評価ポイントになるのが、フルノーマル車であるかどうかです。
近年は、音量が大きそうな社外マフラーや、好みが分かれる過度なカスタムを敬遠し、メーカー純正のスタイルを好むユーザーが増えています。
とはいえ、カスタム車がすべてマイナスというわけではなく、ノーマルパーツが一式揃っているなら、プラス材料になるということです。
査定に出す際は、ノーマルのマフラーや外装などの付属パーツを、きれいな状態でまとめておき、査定士に一目で分かるように準備しておきましょう。
Z1000を売るなら今が狙い目
バイクの査定額は、外観のキレイさや傷の有無ももちろん大事ですが、実は「年式」と「走行距離」が大きく関わってきます。
どれだけ大切に乗っていても、年式は毎年古くなり、走行距離も伸びていく一方です。
つまり、今この瞬間も、あなたのバイクの査定相場は少しずつ確実に下がり続けているということ。
「もう少し乗ってから売ろうかな」と先延ばしにすればするほど、高額買取のチャンスは確実に目減りしていきます。
少しでも高く手放したいのであれば、「売ろうかな」と思った今が一番の売り時です。
まずはバイク王の無料お試し査定で、あなたのZ1000が今いくらになるのかチェックしてみてください!

いま乗っているZ1000からの乗り換え候補3選

Z1000は、状態次第で高額査定が狙えるバイクです。 愛車を手放すのは簡単ではありませんが、次の一台を選ぶ時間もまたライダーにとって特別な瞬間ではないでしょうか。
ここでは、あなたのバイク選びの参考として山族ライダーズがピックアップした、Z1000に乗っている人であれば刺さるであろうバイク3台を紹介させていただきます。
おすすめバイク① CB1300スーパーボルドール

Z1000で高速道路を走るたび、走行風の強さに心が折れそうになった人には、CB1300スーパーボルドールがおすすめです。
CB1300SFをベースにしたハーフカウル付きで、高速巡航が一気に快適になります。
さらに、シート下収納が広いだけでなく、カウル内の左右には鍵付きと鍵なしの小物ポケットも装備されています。
休憩時にグローブをしまったり、ジュース代の小銭を入れておいたりと、細かな使い勝手の良さが助かります。
走りは大柄な見た目に反して機敏で、振動も少なく街乗りでも疲れにくい一台です。

痒いところに手が届くバイクですね!
おすすめバイク② Z900RS

一世を風靡しているZ900RSは、Z1000からの乗り換え候補としてかなり有力な一台で、車重が軽くて軽快、ポジションも楽で、ツーリングでも疲れにくいのが魅力です。
さらに、カワサキファンにはたまらない豊富なカスタムパーツと、多彩なカラーバリエーションもポイントで、往年の名車カラーが選べるので、「自分だけの一台」を作る楽しさがあります。
カスタムショーでも、Z900RSベースの車両が多数展示されるほど、社外メーカー各社が本気でパーツを投入しているモデルです。
走ってよし、いじってよし、眺めてよしの、贅沢な大人のバイクライフを叶えてくれる一台と言えるでしょう。

Z900RSは、どんな目的でも楽しめるバイクですね!
おすすめバイク③ CB1000R

最後に、私が本命として推したいのがホンダのCB1000Rで、「次はカワサキ以外にも乗ってみたい」というZ1000オーナーにぴったりの一台です。
エンジンは、CBR1000RRゆずりのハイパワーユニットを搭載し、造形には、スポーツ性・快適性・質感の3拍子が、バランスよく実現されています。
また、クラシカルでありながら未来的なデザイン、無駄を削ぎ落とした筋肉質なライン、アルミのヘアライン処理など、プレミアムバイクらしい上質さが光ります。
電子制御も充実しており、シーンに合わせてキャラクターを切り替えながら走りを楽しめるバイクです。

パワーとデザインを兼ね備えた1台ですね。






















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