アイアン1200は、空冷Vツインエンジンがもたらす力強い鼓動と軽快な走り、そして街乗りに適した取り回しの良さで、多くのライダーを魅了してきた人気モデルです。
また、スポーツスターらしいスポーティさと、ハーレーらしい重厚感を両立し、外観と実用性を兼ね備え、初心者からベテランまで楽しめるバイクです。
この記事では、アイアン1200の実際の走行レビューや選ぶメリット、気になるポイントまでわかりやすくまとめました。
記事の最後に、あなたの愛車が今いくらで売れるのか、無料でチェックできる査定サービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アイアン1200の基本スペック

では早速、アイアン1200の基本スペックから見ていきましょう。

以上がアイアン1200の基本スペックとなります。
XL1200NS、通称「アイアン1200」は、2018年に登場したスポーツスターシリーズの中でも、強い個性を放つモデルです。
ハーレー純正としては珍しい、チョッパースタイルを採用し、エイプハンドル、フロント19インチ・リア16インチのキャストホイール、クラシックなタンクデザインを組み合わせています。
また、木村拓哉さんが所有していることでも知られ、デザイン面での注目度も非常に高い一台です。
そして、エンジンは1200ccの空冷Vツインエボリューションを搭載し、低回転から力強く立ち上がるトルクが魅力で、街中では余裕のある加速を、高速道路では伸びのあるクルージングを楽しめます。
シート高は735mmと低く、足つき性は良好で、車重も256kgとハーレーの中では軽量で、ハーレー初心者でも安心して扱えるモデルです。
ブラックアウトされた車体と、キャストホイールを好むなら、メッキ基調のXL1200Vよりもアイアン1200の方がしっくりくるかと思います。
アイアン1200を選ぶメリット

それでは、基本スペックや特徴がわかったところで、次はアイアン1200を選ぶメリットを紹介していこうと思います。
メリット① 扱いやすい走行特性と軽快感
アイアン1200は、スポーツスターらしいコンパクトな車体と、扱いやすい走りが魅力です。
ビッグツインに比べて車体が軽めに感じられ、低速からのトルク特性と相まって、街乗りや取り回しがしやすい設計になっています。
また、低いシート高とポジションにより、足つき性も良好で初心者でも安心感があり、走行を快適にしてくれます。

街乗りが驚くほど楽になるバイクです!
メリット② 自分色に仕上げやすい
購入後のカスタム余地が広い点もアイアン1200の大きな魅力です。
マフラー、ハンドル、シート、エアクリーナーなど、多彩なアフターパーツが流通しており、自分の好みや用途に合わせて仕上げられます。
純正のままでも完成されたスタイルですが、自由度の高いカスタムベースとして楽しめるのも魅力です。

純正パーツとカスタムパーツのバランスの良さも魅力ですね!
メリット③ 現代的な安全装備
アイアン1200は、レトロなデザインと現代的な性能をバランスよく兼ね備えている点も魅力です。
クラシックなタンクデザインと、アップハンドルとカフェレーサー風のソロシートを組み合わせたスタイルは、伝統的なハーレーらしさを感じることできます。
さらに、ディスクブレーキやABSなど、現代の安全装備を標準採用し、見た目を崩さず安全性も確保している点でも、多くのライダーに支持されています。

レトロな雰囲気で、安心して走れるのが嬉しいですね。
メリット④ 圧倒的デザイン性
70年代チョッパーをオマージュしたデザインが魅力のアイアン1200は、純正のままで十分カッコいい見た目をしています。
「買ったらまずカスタム」が前提になりがちなハーレーの中でも、下手にカスタムすると、全体のバランスが崩れてしまうほど見た目の完成度が高いのが特徴です。
実際、バイク屋でもカスタム難易度が高めなので、もし手を入れるなら、見た目より走りを意識した足回り中心をカスタムするのがおすすめです。

純正でも完成された世界観を楽しめるのが嬉しいですね。
メリット⑤ ハーレー乗りの仲間意識
ハーレーを所有するとすぐ実感するのが、他メーカーには見られない仲間意識の強さです。
年式や車種、年齢や性別を超えて「ハーレー乗り=仲間」という空気感があり、ツーリング先では自然と会話が生まれます。
イベント数も圧倒的に多く、気づけば顔見知りが増えていくのも特徴で、バイクを通じて人と繋がれるのも、大きな魅力と言えます。

ハーレーは、イベントがすごく多いです!
アイアン1200の気になるポイント

それでは、アイアン1200を選ぶメリットがわかったところで、次は気になるポイントを紹介していこうと思います。
デメリット① 振動の疲労感
アイアン1200の魅力である、空冷Vツインエボリューションの振動が、一部のオーナーからは、疲労が溜まりやすいという声があります。
アイドリング時でも、エンジンの振動でミラーやハンドルがブルブルと震え、走り出した瞬間から、エンジンの鼓動がダイレクトに伝わってきます。
高速などで、エンジン回転数が3000rpm前後に達すると、振動がより細かくなり、手足が痺れてくるという意見もあります。

しかし、この強烈な鼓動を感じることがハーレーの醍醐味ですよね!
デメリット② 車両重量の重さ
ハーレーと聞いて多くの人が想像する通り、アイアン1200も車両重量256kgと、決して軽いバイクではありません。
国産400ccクラスと比べると50kg以上重く、数字だけを見ると、初心者や体格に自信がない人には大きなハードルになります。
低重心設計と735mmの低いシート高により、走行中や直進時は安定していますが、傾斜地での駐車、砂利道、狭い場所でのUターンでは、この重さが一気に牙をむくのも事実です。
特に、取り回し時は無理をせず、降りて押す判断力も必要になります。
購入前には必ず実車に触れ、体感的な重さを確認しておきたいポイントです。

走ってる時は軽快ですが、止まると重さを感じますね。
デメリット③ 収納性と航続距離の限界
クラシカルなデザインが魅力的なアイアン1200の燃料タンクは、容量が約12.5Lと比較的小さく、街乗りや短距離ツーリングには十分でも、長距離走行では給油回数が増えがちです。
また、純正では積載用の収納スペースがほとんどなく、荷物を積むにはバッグやキャリア等の追加装備が必要になります。
デザイン優先のモデル構成ゆえに、旅用性能やツアラー的な利便性は高くないようです。

サイドバッグを取り付ければ問題ないですね!
デメリット④ 乗車定員
アイアン1200は、メーカーから出荷される新車の時点では、1名乗車専用でそのままでは2人乗りはできません。
しかし、スポーツスターはフレーム共通設計のため、タンデムステップ用の取り付け穴やシート固定部は元々備わっています。
なので、シート、ステップ、取り付けボルト類を購入すれば、2人乗車が可能です。
注意点は、必ず構造変更で車検証を2名乗車に変更することを忘れないでください。
これを怠ると、取り締まり時に思わぬトラブルになるので要注意です。

取り締まられると、減点罰金対象となります。
デメリット⑤ LEDウインカー交換時の落とし穴
アイアン1200に限らず、ハーレーカスタムの定番となっている「極小LEDウインカーカスタム」ですが、ここで注意したいのがハイフラ問題です。
安価なLEDウインカーを装着すると、消費電力の差で高速点滅が起こりやすく、対策なしでは正常に動作しません。
さらに、粗悪品を使うと、最悪の場合、電装系トラブルに発展することもあります。
ハーレーでは激安品は避け、ケラーマンやNanoウインカーなど、リレー同梱の信頼できる製品を選ぶのが安心です。

電装系は安物買いが、結果的に一番高くつく場合もあります!
アイアン1200の実際の走行レビュー

これまで、アイアン1200の基本スペックやメリット・デメリットを紹介してきましたが、実際のアイアン1200オーナーのレビューはどうなのか気になるかと思いますので、実際に見ていきましょう。
ハーレーのスポーツスターアイアン1200。着座してエンジンをかけるとブルブルと車体が震える程の鼓動あるツインエンジン。ハーレーの中でもスポーツ的でワインディングでも楽しく走れます。ビキニカウルで高速走行も多少は楽に。太いトルクを活かして低速でグイグイと走る鼓動とスタイルを楽しめます。 pic.twitter.com/EpSEasph0I
— papa (@papa051010) April 3, 2019
アイアン1200納車!
流石ハーレー、鼓動感半端じゃないねw
これからのんびりゆっくり遠回りして帰ります!#アイアン1200#ハーレーダビッドソン pic.twitter.com/QyTwE3wCsE— ゆーおっさん (@U_rider360) April 25, 2021
ハーレー試乗行きました😆
乗ったのは1200アイアンだけど。。
とても乗りやすかった🥺
あと。ローライダーカッコ良すぎた、、。🥺 pic.twitter.com/v65iiqpl6B— ちむすけ (@DJDJtimu) August 12, 2020
レビューを見てみると、やはりVツインエンジン特有の「太いトルク感、鼓動感を感じる」という声が多いです。
アイアン1200は、エンジンをかけた瞬間、ブルブルと車体に伝わるVツインの鼓動は「さすがハーレー」と思わず笑ってしまうほど存在感があります。
走り出すと、低速トルクを活かして街中をグイグイ進める扱いやすさが際立ち、ワインディングでも重さを感じさせにくく、スポーツスターらしい軽快感もあります。
また、シート高が735mmと低く、足つきは非常に良いので、初めてでも怖さが少なく、乗りやすさと鼓動感の両方を味わえる一台です。
アイアン1200に向いている人・向いていない人

アイアン1200は、電子制御に頼らない生のエンジンフィールを楽しみたい人に最適な一台です。
鼓動感やトルクをダイレクトに味わえる走りは、現行バイクでは貴重な存在です。
完成度の高いブラックアウトスタイルをベースに、シートやマフラーなど少し手を加えるだけで、自分色に仕上がります。
また、シート高735mmで足つきも良く、初めての大型バイクでも安心感があり、大型クラスでありながら扱いやすいバイクです。
最新の電子制御や快適装備を求める人には、アイアン1200は物足りなく感じるかもしれません。
装備はABSが中心で、走行モードやトラクションコントロール、クルーズコントロールは非搭載で、高速域での快適性やスポーツ走行向きの設計でもありません。
また、空冷エンジンのため、オイル管理など日常的なメンテナンスへの気配りも必要ですが、手間も含めて楽しめる人向けのバイクと言えます。
今のバイク、いくらで売れる?
バイクの査定額は、外観のキレイさや傷の有無ももちろん大事ですが、実は「年式」と「走行距離」が大きく関わってきます。
どれだけ大切に乗っていても、年式は毎年古くなり、走行距離も伸びていく一方です。
つまり、今この瞬間も、あなたのバイクの査定相場は少しずつ確実に下がり続けているということ。
「もう少し乗ってから売ろうかな」と先延ばしにすればするほど、高額買取のチャンスは確実に目減りしていきます。
少しでも高く手放したいのであれば、「売ろうかな」と思った今が一番の売り時です。
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