どうも、山族の裏方こんさんです!
突然ですが、みなさんは愛車のメンテナンス、自分でやっていますか?
「難しそうだからお店任せ」
「自分で触って壊してしまいそうで怖い」
そんな風に考えて、ついついメンテナンスを後回しにしている人も多いのではないでしょうか?
お店に任せるのももちろん正解ですが、バイクは車と違ってライダーがむき出しで乗る乗り物。
日々のちょっとした点検が、愛車の寿命を延ばすだけでなく、あなた自身の命を守ることにも直結するんです。
今回の記事では、そんな初心者の方々に向けて、専門的な工具がなくても今日から始められる「バイクの基本メンテナンス」について詳しく解説していこうと思います。
自分でメンテができるようになると、愛車への愛着が湧くのはもちろん、余計な修理費を抑えることにも繋がるので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
初心者必見!バイクの基本メンテナンス

それでは、バイクの調子を維持するために絶対に欠かせない基本のメンテナンス10項目から、一つずつ詳しく見ていきましょう。
これらを日頃からケアしておくことで、愛車の寿命が伸びるだけでなく、将来バイクを売却する際にもプラスの評価に繋がりやすくなりますよ。
① エンジンオイル/フィルターの交換
一つ目に紹介するバイクの基本メンテナンスは、エンジンオイル/フィルターの交換です。
バイクのエンジンオイルは、人間でいう「血液」のような役割を果たしています。
ここが汚れていたり量が減っていたりすると、エンジンの動きが悪くなるだけでなく、最悪の場合はエンジンが焼き付いて壊れてしまう可能性も。
3,000km~5,000kmごと、または半年に1回を目安に交換するようにしましょう。
また、オイルフィルターはオイル交換2回につき1回の交換がベストです。

僕は3,000km走ったら即交換!と決めています。バイクが喜んでいるのが走りでわかりますよ!
② 冷却水の交換
次に紹介するのは、冷却水の交換です。
水冷エンジンのバイクには、熱を持ったエンジンを冷やすための「冷却水(クーラント)」が入っています。
これも走り続けると防錆効果などが落ちてくるので、2年ごとの交換が推奨されています。
リザーバータンクを確認して、「L(Low)」の線より減っている場合は補充が必要です。

意外と忘れがちな項目No.1かもしれません。車検のタイミングで交換するのもいいですね!
③ エアクリーナーの交換
3つ目のバイクの基本メンテナンスは、エアクリーナーの交換です。
エアクリーナーは、エンジンが吸い込む空気をろ過するための「マスク」のようなパーツです。
ここがホコリやゴミで詰まってしまうと、新鮮な空気が取り込めず、燃費が悪くなったりパワーダウンの原因になることも。
汚れ具合は目視で確認できるので、真っ黒になっていたら交換するようにしましょう。

開けてみてビックリ、虫や枯葉が詰まってることも…。定期的にパカッと開けて見てみましょう!
④ スパークプラグの交換
バイクの基本メンテナンス4つ目は、スパークプラグの交換です。
スパークプラグは、エンジン内でガソリンに火をつけるための、「ライター」の役割をするパーツです。
何万回も火花を飛ばしていると、だんだんと先端が摩耗していき、バイクの調子が悪くなります。
「最近エンジンの掛かりが悪いな…」「アイドリングが不安定だな」と感じたら、プラグの交換を疑ってみるといいかもしれません。

部品代はそこまで高くないのに、交換するとエンジンの元気が戻るコスパの良いメンテです!
⑤ バッテリーの交換
次のバイクの基本メンテナンスは、バッテリーの交換。
最近のバイクは電子制御やスマホの充電など、電気を使う場面が多いので非常に重要なメンテナンス項目といえますね。
バイクのバッテリー寿命は一般的に2〜3年といわれています。
セルの回る音が「キュル…キュル…」と弱々しくなってきたら要注意!出先でエンジンがかからなくなる前に交換するようにしましょう!

出先でのバッテリー上がりは本当に絶望します…。冬が来る前のチェックをおすすめします!
⑥ ヘッドライトバルブの交換
これもバイクの基本的なメンテナンスの一つ。ヘッドライトバルブの交換です。
ヘッドライトは夜道を走る際の命綱。
完全に切れていなくても、長く使っていると徐々に光量が落ちて暗くなってくることもあります。
自分の存在を周囲に知らせるためにも、明るいバルブへの交換や、ハロゲン球の場合はLEDへの交換も検討してみると良いでしょう。

僕はハロゲンからLEDに変えましたが、夜道の見え方が劇的に変わって感動しました。笑
⑦ ブレーキフルードの交換
7つ目のバイクの基本メンテナンスは、ブレーキフルードの交換です。
これは、油圧式ブレーキを動かすためのオイルのことです。
このオイルは、新品の時は透明に近い色をしていますが、空気中の水分を吸って劣化すると茶色く濁ってきます。
劣化によって沸点が下がってしまいブレーキが効かなくなる「ベーパーロック現象」を防ぐためにも、2年に1回は必ず交換するようにしましょう!

窓から見える液体の色が『濃いお茶』みたいになってたら即交換のサインです!
⑧ ブレーキパッドの交換
基本メンテナンスの中でも少し難易度が高いのが、ブレーキパッドの交換です。
ブレーキパッドは、ブレーキをかけるたびに少しずつ削れていく消耗品です。
すり減った状態で走り続けると、ブレーキの効きが悪くなり事故につながる危険性があるので、かなり重要なパーツといえます。
また、パッドの台座がディスクローターに当たると、高額なディスク交換が必要になってしまうこともあるので、溝の深さはこまめに確認できると安心です。

「キーキー」と金属音が鳴り出したら要注意!安全をお金で買うと思って早めに交換しましょう!
⑨ チェーンの注油・調整
バイクの基本メンテナンスの中でも、基本中の基本ともいえるのがチェーンの注油と調整です。
バイクのチェーンは、エンジンのパワーをタイヤに伝える働き者のパーツです。
ここがサビていたり油切れを起こしているとスムーズに走れませんし、チェーンが伸びてたるんでいると走行中に外れる危険性もあります。
500km走行ごとやツーリング終わり、雨天走行後など自分の中でルールを決めて、清掃と注油を行うようにし、定期的に張り具合の確認と調整をするようにしましょう!

メンテナンスされたチェーンは音も静かで見た目も抜群です!
⑩ ワイヤー類の注油
最後に紹介するバイクの基本メンテナンスは、ワイヤー類の注油です。
バイクには、アクセル、クラッチ、ブレーキなど様々なワイヤーが存在します。
このワイヤー内に、専用の潤滑剤(ワイヤーグリス)を注入する作業が今回のメンテンナンスです。
一見地味な作業ですが、これをやるだけで一つ一つの操作が驚くほど軽く、スムーズになります。
特にクラッチが重いと感じている方は、ぜひ試してみてください。

注油後のクラッチの軽さには毎回驚かされます。ツーリングでの手の疲れが全然違いますよ!
今日から始められる日常の点検7項目

さて、ここからは日々のバイクライフの中で習慣にしていきたい「日常点検」について解説していきます。
「毎回点検なんて面倒臭い…」と思うかもしれませんが、これらはトラブルを未然に防ぐための第一歩。
出発前のちょっとした確認や、感覚的にチェックできる方法ばかりなので、ぜひ習慣にしてみてください!
点検項目① タイヤの空気圧の確認
まずは、タイヤの空気圧の確認です。
空気圧が不足していると、燃費が悪くなるだけでなく、ハンドリングが重くなったり、最悪の場合はパンクの原因にもなります。
ガソリンスタンド等で月1回は適正値に調整するのがベストですが、乗る前にタイヤを指でグッと押してみて、「いつもより柔らかくないか?」を確認するだけでも異変に気づくことができますよ。

指で押すクセをつけるだけでもパンクの早期発見に繋がります!
点検項目② ブレーキの確認
命に関わるブレーキの確認も、日常的に行いたい項目です。
ブレーキレバーやペダルの遊びは適正か、握った感触に違和感がないかを確認します。
もし「フニャッ」とした感触がある場合は、エア噛みなどのトラブルが起きている可能性があるので、バイク屋さんに見てもらいましょう。

走り出してから「止まらない!」となるのが一番怖いです。握った時の「いつもの硬さ」を覚えておきましょう。
点検項目③ ライト類の点灯確認
次は、自分だけでなく周りの車に存在を知らせるライト類の確認です。
ヘッドライト(Hi/Lo)、ウインカー、ブレーキランプ(前後)が確実に点灯するかチェックします。
特にブレーキランプは自分では気づきにくいので、壁に反射させたり、手をかざして確認するのがコツです。

球切れで警察に止められるのはもったいないですからね…。出発前のルーティンにしちゃいましょう!
点検項目④ チェーンの状態確認
基本のメンテナンス項目でも触れましたが、バイクのチェーンは日常的に目視確認することも大切です。
サビが出ていないか、油が切れてカラカラに乾いていないかチェックしましょう!
また、張り具合の確認は、チェーンの下から靴のつま先などを入れて、チェーンをクイッと持ち上げてみるのも有効です。
あまりにもガチャガチャと動くようなら調整するようにしましょう。

チェーンがつま先で簡単に持ち上がりすぎる時は、伸びすぎのサインです!
点検項目⑤ 乗車前に確認すること(ミラー・ガソリン・警告灯)
いざ走り出すその前に、サッと確認してほしいポイントです。
ミラーの角度はあっているか、ガソリンの残量は十分か、メーター内の警告灯(赤いランプ等)が点灯しっぱなしになっていないかを確認しましょう。

ツーリングの集合場所に急いでいて、ガス欠…なんてことはないとは思いますが笑
点検項目⑥ クラッチレバーの確認
スムーズな変速のために、クラッチレバーも確認しておきましょう。
レバーを握ってスムーズに切れるか、ワイヤーの付け根がほつれて切れかかっていないか(ささくれの有無)をチェックします。

ツーリング先から、切れかけのクラッチワイヤーで1時間以上自走したのはいい思い出です。笑
点検項目⑦ 駆動系の摩耗確認
最後は、チェーンを回している「スプロケット(歯車)」の確認です。
歯車の歯が尖っていないかチェックしてみてください。
もし手裏剣のように鋭く尖りすぎていると、チェーンが外れたり切れたりする原因になります。

目に見えてギザギザに尖っていたら危険信号!チェーンとセットで交換しましょう!
定期的に実施したい点検項目

続いては、毎日の確認とは別に、週末などの時間がある時に少し踏み込んで確認したい項目です。
トラブルの早期発見につながるので、ぜひチャレンジしてみてください。
点検項目① 各部のネジの緩み確認
バイクは常に振動にさらされているため、走行しているうちに徐々にネジが緩んでくることがあります。
特に単気筒やVツインなど、振動の強いバイクは注意が必要です。
マフラーやカウル、ステップ周りなど、手で触ってガタつきがないか確認しましょう。

ツーリングから帰ってきたらボルトが一本無くなってた…なんて怪奇現象を防ぐためのプロの知恵です!
点検項目② 充電系不良の診断(レギュレーター、オルタネーター)
「バッテリーを変えたばかりなのに、また上がってしまった…」
そんな時は、バッテリー本体ではなく、バイク側の充電システムが死んでいる可能性があります。
テスター(電圧計)ひとつあれば、自分で簡易診断が可能なので覚えておくといいでしょう!
- ① 電圧計(テスター)を用意し、バッテリー端子に繋ぐ
- ② エンジンをかけ、ハイビームにする
- ③ ブレーキランプを点灯させる(電力を消費させる)
- ④ その状態でアクセルを少し回し、電圧が上がるか確認する

電気系のトラブルは目に見えないので厄介です。安価なテスターを一本持っておくと安心ですよ!
初心者が手に入れるべきメンテナンス道具

「メンテナンスを始めたいけど、何から買えばいいの?」 そんな悩みを持つ初心者の方に向けて、最初に揃えるべき三種の神器ならぬ、必須アイテムたちを紹介します。
形から入るのも立派なモチベーション維持の方法!ぜひ自分だけの工具箱を作ってみてください!
① 初めての工具の選び方
ホームセンターや100円ショップでも工具は売っていますが、バイクの整備に使うなら信頼できるメーカーのものを選ぶことを強くおすすめします。
なぜなら、精度の悪い工具を使っていると、ネジの頭を舐めて(潰して)しまい、外せなくなってしまうトラブルが頻発するためです。
最初はセット物でも良いので、KTCやTONEといった有名メーカーの入門セットや、よく使うサイズ(8, 10, 12mmなど)のメガネレンチ、六角レンチを単品で揃えていくのが良いでしょう。
最初は必ず指でクルクルと回らなくなるまで締めましょう。
これでパーツの歪みを防げます。

僕も昔、安い工具でネジを舐めてしまい、その一本を外すために数千円の出費と泣きそうな時間を費やしました…。
② おすすめのケミカル用品
工具と合わせて揃えておきたいのが、汚れを落としたり動きを良くするケミカル類です。
速乾性のものが使いやすくておすすめ。
飛び散りにくいタイプや、浸透力の高いタイプなどがあります。

汚れたパーツにクリーナーを吹きかけて、汚れが落ちる瞬間が一番気持ちいいです!
③ バッテリーチャージャー
「週末しか乗らない」「冬の間は冬眠する」というライダーには必須のアイテムで、コンセントに繋いでバッテリーを挟むだけで充電してくれる優れもの。
特におすすめなのは、繋ぎっぱなしでも過充電にならない「維持充電機能(トリクル充電など)」がついたタイプです。
これなら、乗らない期間も繋いでおくだけで、いつでもセル一発始動のコンディションを保てます!

バッテリー上がりを防ぐ最強の味方!一台持っておいて損はありません!
④ 電圧計(テスター)
前の章の「充電系トラブルの診断」でも登場したアイテム。
初心者の方は 「難しそう…」と思うかもしれませんが、ホームセンターで数千円程度で買えるもので十分です。
バッテリーの健康状態を数字で見たり、電装品を取り付ける際の通電確認に使ったりと、トラブルシューティングには欠かせません。

テスターを使っている姿は、傍から見ると完全に「プロの整備士」。それだけで気分が上がります(笑)
プロを頼るべきメンテナンス項目と費用

基本メンテナンスと日常点検を覚えたところで、みなさんに一つ伝えておきたいことがあります。
それは、「全ての作業を自分でやる必要はない」ということです。
バイクの整備には、専用の特殊工具や、高度な専門知識が必要な作業がたくさんあります。
「節約のために…」と無理をして自分で手を出し、かえってバイクを壊してしまったり、怪我をしてしまっては本末転倒。
なのでここからは、安全のために「迷わずプロに任せるべきメンテナンス項目」を紹介します。
項目① 車検時の整備・定期点検
車検(251cc以上)や、12ヶ月点検などの法定点検は、プロの目でバイク全体をチェックしてもらう絶好の機会です。
自分では気づかなかったベアリングのガタつきや、ブレーキキャリパーの動きの悪さなど、プロならではの視点で不具合を見つけてくれます。

バイクの健康診断だと思って、車検の時はしっかり費用をかけて整備をお願いしましょう!
項目② エンジン内部の修理・点検
エンジンのヘッドを開けたり、腰下(クランクケース)を分解するような重整備は、高度な技術と経験が必要です。
少しの組み間違いがエンジンの全損(ブロー)に繋がるため、よほどの知識と設備がない限りはプロに任せるのが無難です。

エンジン内部は精密機械の塊です。一度開けて、元に戻せなくなった時の絶望感と言ったら…。
項目③ 電子制御系のトラブル対応
最近のバイクはコンピュータ制御の塊です。
ABSやトラクションコントロール、インジェクションの不調などは、専用の診断機(OBDツール)を繋がないと原因すら特定できないことがほとんどです。
警告灯がついたら、あれこれいじらずにすぐにお店へGOです。

電子系のトラブルは、叩いても直りませんからね(笑)
項目④ フォークオイルの交換
バイクの前輪を支えている「フロントフォーク」の中にもオイルは入っています。
これを交換するには、車体を浮かせたり、強いバネを縮めながら分解するための特殊工具が必要です。
作業中にバネが飛び出して怪我をするリスクもあるため、ショップにお願いするのが無難でしょう。

フォークオイルの変更は体感しやすいメンテの一つです。
項目⑤ キャブレターの調整
古いバイクに乗っている方は避けて通れないのがキャブレター(燃料供給装置)の調整。
バイクのキャブレーターは、非常に繊細なパーツで、セッティングが少しズレるだけでエンジンがかからなくなったり、まともに走らなくなったりします。
分解清掃(オーバーホール)や同調といった作業は、熟練のプロにお願いしましょう。

燃調セッティングの迷宮に入り込むと、本当に抜け出せなくなります…。
日々のバイクメンテナンスが重要な理由

ここまで、具体的なメンテナンス方法や道具について解説してきましたが、そもそもなぜここまでバイクのメンテナンスは重要なのでしょうか?
「壊れたら直せばいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。
ですが、日々のメンテナンスは単にバイクを長持ちさせるだけでなく、あなた自身に数えきれないほどのメリットをもたらしてくれるのです。
ここでは、メンテナンスを行うことで得られる恩恵と、バイクの構造を知るメリットについてお話しします。
① メンテナンスによって得られる3つの恩恵
面倒に感じるメンテナンスですが、習慣にすることで大きく分けて3つの「いいこと」があります。
恩恵① 命を守る「安全」の確保
これが何よりも一番です。
バイクはタイヤが2つしかなく、バランスを崩せば転倒する乗り物で、しかもライダーの体はむき出しです。
そのため、ブレーキが効かない、タイヤがバーストするといったトラブルは、大事故に繋がります。
日々の点検は、あなた自身の命を守るための「命綱」なのです。

不安を抱えながら走るツーリングほど、楽しくないものはありませんからね!
恩恵② お財布に優しい「コスト削減」
「メンテナンスはお金がかかる」と思っていませんか?
実は逆なんです。
例えば、エンジンオイルをケチってエンジンを壊せば数十万円の修理費がかかりますが、定期的に数千円のオイル交換をしておけば防げます。
小さな不調を早期発見・修理することで、将来的な大きな故障(高額修理)を未然に防ぐことができるのです。

修理費で何十万も払うより、その浮いたお金で美味しいご飯を食べたり、新しいカスタムパーツを買う方が絶対に幸せです!
恩恵③ 愛車への「愛着」が深まる
自分の手で触れて、磨いて、調子を見てあげる。
そうやって手をかけたバイクには、ただの移動手段以上の愛着が湧いてきます。
「相棒」と呼べる関係になれば、バイクライフはもっともっと楽しく、充実したものになるはずですよ。

バイクの調子のよさが音や振動で伝わってくる瞬間はたまらないんです!
② バイクの構造と主要パーツの役割
メンテナンスを通じて「どのパーツがどういう役割をしているか」を知ることは、実は運転技術(ライディングスキル)の向上にも繋がります。
例えば…
サスペンション(バネ)の役割を知る→「ブレーキをかけると前が縮んで、タイヤが地面に押し付けられるんだな」とイメージできれば、怖がらずにしっかりブレーキがかけられるようになります。
エンジンの仕組みを知る→「今はパワーが出る回転数だから、ここでギアを変えよう」といった判断がスムーズになります。
ただなんとなく乗るのではなく、「今、バイクのここが動いているんだ」とイメージしながら走ることで、操作の一つ一つが丁寧になり、結果として安全で上手な運転ができるようになるのです。

バイクの気持ちがわかるようになると、無理な操作をしなくなりますからね!
バイクメンテナンスの基本は日々の洗車から

ここまで様々なメンテナンスを紹介してきましたが、「覚えることが多くて大変そう…」と感じた方もいるかもしれません。
でも安心してください。
難しい知識抜きで、プロ顔負けの効果がある最高のメンテナンスがあります。
それが「洗車」です。
洗車はただバイクを綺麗にするだけのものではなく、愛車のコンディションを知るための「究極のメンテナンス」です。
まずはバケツとスポンジを持って、愛車と向き合うことから始めてみましょう!
① 洗車は「愛車の健康診断」
洗車をしている時は、バイクの隅々まで見たり、手で触れたりしますよね?
実はこれがとても重要なんです。
スポンジでボディを撫でている時、洗い終わった車体をタオルで拭いている時、
「あれ?このネジ、ちょっと緩んでないか?」「なんかここにオイルが滲んでるぞ」「樹脂パーツにヒビが入ってるな」
といったように、洗車をすることで、普段は気付かない小さな異変に気づくことができます。
こうしてトラブルの芽を早期に発見できるのが、洗車が「愛車の健康診断」と言われる理由なのです。

僕からすれば、普段気付かない傷を見つけるのも洗車の工程の一つです!
② 道具選びのポイント
家にある食器用洗剤などで済ませてしまう人もいますが、愛車を傷つけないためには、やはり専用の道具を揃えておくのがベストです。
愛車を大切に思うなら、やはりバイク専用品がおすすめです。
また、足回りなどの泥汚れや油汚れ用には、別のスポンジやブラシを用意して使い分けるのがいいでしょう。
使い古した雑巾だと、硬くなった繊維で細かい傷が入ってしまうので忘れないようにしましょう。

台所洗剤も薄めれば便利ですが、僕はシャンプーにも拘りたいです。笑
③ 洗車の手順とNG行動
バイクの洗車は、ただ水をかけて擦れば良いというわけではありません。
間違った洗車は逆にバイクを傷める原因になるので注意が必要です。
バイク洗車の基本手順
上(タンク等)から下(ホイール等)へ洗うのが鉄則です!

慣れてしまえば流れ作業です!笑
走行直後の高温状態で水をかける
アッツアツのエンジンやマフラーに冷水をかけると、急激な温度変化で金属が変形したり割れたりする可能性はゼロではありません。
必ずある程度冷めてから洗うようにしましょう!
高圧洗浄機での一点集中
キーシリンダー(鍵穴)、メーター周り、マフラーの排気口、エアクリーナーの吸気口などに高圧の水を直撃させるのはNGです。
電装系の故障やエンジンの不調を招くので、忘れないようにしてください。

高圧洗浄機は便利ですが、デリケートな部分にはシャワーくらいの水圧で優しく接してあげてください。
④ 洗車後の保管とプラスαのケア
洗車後は「完全に乾燥させる」のがベスト。
近所をひとっ走りして水分を飛ばすもよし、ブロアーで細かい箇所の水滴を飛ばすもよし、なるべく水滴を残さないように心がけましょう!
また、保管時は「通気性の良いカバー」をかけ、地面が土の場合は「板やゴムマット」を敷いて湿気を防ぐようにできればなおいいです。
また、洗車の仕上げとして「コーティング」をしておくのもおすすめです。
塗装の保護になるだけでなく、汚れがつきにくくなり次回の洗車が劇的にラクになりますよ!

コーティングしておけば簡単な汚れなら「ツルッ」と落ちます。ズボラな人こそおすすめです!(笑)
まとめ
いかがでしたか? 今回は、初心者の方に向けた「バイクの基本メンテナンス」について、かなり盛りだくさんでお伝えしてきました。
「こんなに全部覚えられないよ…」と不安になった方もいるかもしれません。
でも、大丈夫です!最初から全てを完璧にこなす必要はありません。
まずは今週末、「タイヤの空気を入れに行く」ことや、「愛車を洗車してあげる」ことから始めてみてください。
自分の手でバイクに触れる時間が増えれば、自然と「あれ?いつもと調子が違うな」という変化に気づけるようになります。
その「気づき」こそが、立派なメンテナンスであり、あなたと愛車を守る一番の武器になるのです。
自分でできることは自分で楽しみ、難しいことはプロに頼る。
そんなバランスで、無理なく安全に、最高のバイクライフを楽しんでいきましょう!
以上、こんさんでした!

























