ドラッグスター400は、ロー&ロングスタイルが特徴の400ccアメリカンクルーザーバイクで、大型車のような存在感と、Vツインエンジンの鼓動感で、多くのライダーを魅了してきた人気モデルです。
その一方で、「最近はあまり乗らなくなった」「そろそろ次のバイクも気になる」と感じているライダーも多いのではないでしょうか?
この記事では、ドラッグスター400の買取相場はもちろん、リセールバリューや査定で評価されやすいポイントをわかりやすくまとめました。
あなたの愛車が今いくらで売れるのか、無料でチェックできる査定サービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ドラッグスター400は今いくらで売れる?最新買取相場

では早速、ドラッグスター400の直近の平均買取相場をグラフで見ていきましょう。

グラフを見てみると、直近6ヶ月の買取平均は36万円前後で推移しています。
ドラッグスター400は15万円〜60万円台まで査定幅が広く、走行距離が多い車両や年式の古い車両が平均値を下げており、状態次第で評価は大きく変わるモデルです。
特に、走行距離が少なく、錆や劣化の少ない車両やETC付き車両は、高価買取が狙えます。
また、生産終了モデルのため需要が安定しており、不動車でも買取対象になる点も強みです。
このあと紹介する「査定額を上げるコツ」もチェックして、万全の状態で査定に臨んでください。
ドラッグスター400の査定で特に見られる2つのポイント

それでは、買取相場がわかったところで、次はドラッグスター400の査定で特に見られるポイントを紹介していこうと思います。
- ① エンジン始動と充電系の状態
- ② 年式・走行距離より保管状態
ポイント① エンジン始動と充電系の状態
ドラッグスター400の査定で、まず最初にチェックしていただきのが、エンジン始動の可否です。
セルでスムーズに始動するか、異音(カム音・タペット音・打音)が出ていないか、アイドリングが安定しているかを査定士は細かくチェックします。
ここで問題があると「どこまで修理が必要か分からない車両」と判断され、査定額は一気に下がる場合もあります。
バイクの相場は、年式や走行距離だけで決まるものではなく、あくまで車両状態が土台のため、仮に相場が50万円でも、修理に20万円かかると判断されれば、査定額は30万円になります。
特に、充電系の不調はレギュレーターやジェネレーター交換につながりやすく、高額修理の原因になります。
エンジンが確実に始動する状態で査定依頼をしましょう。

査定前には必ずバッテリー充電を行いましょう。
ポイント② 年式・走行距離より保管状態
ドラッグスター400は年式が古いため、査定では走行距離や年式より「どう保管されてきたか」が重視されます。
チェックされる箇所は、フレームやボルト類のサビ、ハーネスやゴム部品の劣化状態です。
特に、屋外放置の車両は、走行距離が少なくてもサビや腐食が一気に進行し、大幅な減額につながります。
逆に、走行距離が多くても、屋内保管で定期的に手入れされていれば、高評価になるケースも珍しくありません。
軽いサビは、サンドペーパーで整えてブラック塗装を施し、配線の被覆剥がれは、絶縁テープで補修するだけでも印象は大きく変わりますので、査定前に見直してみましょう。

赤茶色が見えたら要注意で、劣化のサインです!
ドラッグスター400の査定額を上げる3つのコツ

コツ① エンジン始動は最低条件
長期間乗っておらず、エンジンが掛からない状態で査定を受けるのは、非常にもったいない行為です。
エンジンが始動しないと、査定士はエンジン音、ギヤの入り、クラッチの状態、マフラー音量など重要なチェックが出来ずリスクありと判断され、査定額は大きく下げられます。
最低限、バッテリー充電とガソリン補充を行い、始動確認ができる状態にしておくだけで、不要な減額は避けられます。

まずはエンジンがかかることがスタートラインです!
コツ② メンテナンス履歴をまとめておく
ドラッグスター400は1996年登場のモデルで、完全に旧車扱いとなるため、査定では「これまでどう乗られてきたか」が非常に重視されます。
オイル交換やタイヤ交換だけでなく、発電系・充電系・電装系パーツの交換履歴が分かると高評価につながります。
特に、レギュレーターやオルタネーターは目視で状態判断ができず、突然故障しやすい部品です。
交換時期や内容を、メモや整備記録でまとめて伝えることで、査定士に安心感を与え、結果的に査定額アップが狙えます。

メンテナンス記録は信用を生みます。
コツ③ メッキパーツは磨いておく
ドラッグスター400はメッキパーツが多く、査定時に真っ先に目が行くポイントです。
特に、サイドカバーやギヤカバーは、金属ではなくFRPにメッキ処理されているため、くすみや剥がれが出やすく、劣化していると悪い印象を与えてしまいます。
幸い、これらのカバー類は比較的安価なので、査定前に新品交換や丁寧な磨きを行うのがおすすめ。

見た目を整えるだけで査定額が変わるケースは少なくありません。
より高く売れるドラッグスター400の特徴

ドラッグスター400は1996年の登場以来、長年にわたって安定した人気を誇る国産アメリカンです。
空冷Vツインエンジンと低く長いロー&ロングな車体、ワイドなハンドルポジションが生み出す迫力あるスタイルは、今見ても色褪せることがありません。
見た目は大型クラスに近く、「初めてのアメリカン」としてはもちろん、久しぶりにバイクへ戻るリターンライダーからも高く支持されています。
買取市場で特に評価が安定しているのは、ブラック系の車両で、年式を問わず需要が高い傾向があります。
次いで人気なのがホワイトで、アメリカンらしい清潔感とカスタムベースとしての扱いやすさが支持されており、ブルーやレッドなどのカラーは評価が分かれるものの、純正色を保っている車両は、希少性が加味されるケースもあります。
また、ドラッグスター400は社外パーツが非常に豊富で、ノーマル志向のユーザーとカスタム志向の両方に需要がある点も強みです。
ライトカスタムからフルカスタムまで幅広く対応できるため、仕様によって評価が極端に落ちにくいモデルで、年式が古くても状態や整備履歴次第で高評価が狙える一台です。
ドラッグスター400を売るなら今が狙い目
バイクの査定額は、外観のキレイさや傷の有無ももちろん大事ですが、実は「年式」と「走行距離」が大きく関わってきます。
どれだけ大切に乗っていても、年式は毎年古くなり、走行距離も伸びていく一方です。
つまり、今この瞬間も、あなたのバイクの査定相場は少しずつ確実に下がり続けているということ。
「もう少し乗ってから売ろうかな」と先延ばしにすればするほど、高額買取のチャンスは確実に目減りしていきます。
少しでも高く手放したいのであれば、「売ろうかな」と思った今が一番の売り時です。
まずはバイク王の無料お試し査定で、あなたのドラッグスター400が今いくらになるのかチェックしてみてください!

いま乗っているドラッグスター400からの乗り換え候補3選

ドラッグスター400は、状態次第で高額査定が狙えるバイクです。
愛車を手放すのは簡単ではありませんが、次の一台を選ぶ時間もまたライダーにとって特別な瞬間ではないでしょうか。
ここでは、あなたのバイク選びの参考として山族ライダーズがピックアップした、ドラッグスター400に乗っている人であれば刺さるであろうバイク3台を紹介させていただきます。
おすすめバイク① SR400

ドラッグスター400からの乗り換えで意外と多いのがSR400です。
同じヤマハで、1978年から2021年まで姿を変えずキック始動オンリーを貫き通した、日本を代表するロングセラーモデルです。
マイナーチェンジで、ブレーキがドラムからディスクへ変更され、クラシカルさを重視するならドラム、カスタムの自由度を求めるならディスクがおすすめです。
生産終了後も人気が高く、将来売却時のリセールが良いのも大きな魅力です。

個人的には、35周年カラーのグリーンがオススメです!
おすすめバイク② YZF-R3

アメリカンを一通り楽しんだなら、正反対のスーパースポーツという選択も面白いです。
YZF-R3は、2025年にモデルチェンジされ、見る角度でカラーが変わるマジョーラカラーを採用しました。
また、ドラッグスター400では苦戦しがちだったタイトなコーナーも、深いバンク角で軽快に楽しめることも魅力です。
さらに、ブレーキやステップなど、走り系カスタムも豊富で、ライダーのセンスが表れる一台です。

これまで未装備だったUSBも取り付け済みで、後付けする必要がなくなりました!
おすすめバイク③ CB1100

最後は、ドラッグスター400と同じ空冷エンジン搭載で、深いフィンが特徴的な大型クラスの名車CB1100です。
CB1100の初期型は、ハンドル形状が選べ、後期にはRSやブラックスタイルというグレードもあります。
年式や仕様の選択肢が多く、自分に合う一台を見つけやすいのが強みで、重量はありますが走り出すと扱いやすく、女性ライダーも乗りやすいモデルです。

大型免許取得のきっかけとしてもおすすめです。























