① CBR400R E-Clutchの概要・価格
- 車種名
- CBR400R E-Clutch
- メーカー
- HONDA
- 発売日
- 2026年5月21日
- 発表日
- 2026年5月15日
- 車両価格
- ¥1,089,000(グランプリレッド) | ¥999,900(マットバリスティックブラックメタリック)
- カテゴリ
- フルカウルスポーツ
CBR400R E-Clutchは、2026年5月に発売されたホンダの400ccフルカウルスポーツです。従来のCBR400Rが持つ扱いやすい直列2気筒エンジン、前傾しすぎないライディングポジション、日常からツーリングまで使いやすい万能性はそのままに、Honda E-Clutchを搭載しています。E-Clutchは発進、変速、停止時のクラッチ操作を自動で制御する機構で、ライダーはクラッチレバーを握らずにシフトペダル操作だけで走行できます。完全なATではなく、MT車らしい操作感を残しながら、街乗りや渋滞、発進停止の多い場面での負担を軽減。クラッチ操作に不安がある初心者や、ツーリング中の疲労を軽減したいライダーにとって、かなり現実的な選択肢です。
② デザインの主な変更点










CBR400R E-Clutchは、レーシングマシンのDNAを継承した先鋭的なアグレッシブスタイルです。
- フルカウルスポーツらしいシャープな外観 従来型から続くフルカウルスポーツらしいシャープな方向性を継承。大きく丸みを持たせたツアラー系ではなく、前方へ低く構えるようなカウルラインと、左右に張り出したフェアリングによって、400ccクラスながら上位スポーツモデルに近い存在感があります。E-Clutch搭載により、扱いやすさは高まっていますが、見た目はCBRらしいスポーティな印象を残している点が特徴。
- 密度を引き締めたプロポーション デザイン面では、全長を必要以上に長く見せるのではなく、フロントからタンク、シートカウルまでを引き締めたプロポーションに凝縮。そのため、400ccの扱いやすさを感じさせながらも、軽すぎる印象がありません。日常使いできるロードスポーツでありながら、停車時にもスポーツバイクらしい密度感を感じられる外観になっています。
- スポーティさを表現したグランプリレッド グランプリレッドは、CBRシリーズらしいスポーティさを分かりやすく表現したカラーレッドを主体にしながら、ホワイトやブルーを組み合わせたトリコロールグラフィックにより、レーシングイメージを強く演出。新型感を視覚的に伝えやすく、店頭や写真で見たときの華やかさもあります。
- 鋭く力強いマットバリスティックブラックメタリック マットバリスティックブラックメタリックは、派手さよりも引き締まった印象を重視したカラー。フルカウルの面構成がブラックでまとめられることで、車体全体がより低く、精悍に見えます。グランプリレッドのようなレーシーな主張は控えめですが、落ち着いた雰囲気で長く乗りやすい点が魅力。
- CBRらしさを継承したデザイン E-Clutchという新機構を搭載しながらも、外観そのものは奇抜な方向へ振っていません。従来のCBR400Rが持っていた、街乗りからツーリングまで使いやすいロードスポーツの雰囲気を残しつつ、カラーリングやグラフィックで新型らしさを追加。扱いやすさをさらに進化させ、CBRらしいスポーツ感を自然に引き継いだモデルです。
③ カラーバリエーション


④ 追加された電子制御・装備

CBR400R E-Clutchには、快適性と楽しさを高める5つの主要電子制御が搭載されています。
- クラッチ操作を自動制御するHonda E-Clutch 最大の特徴は、車名にも入っているHonda E-Clutchの採用。発進、変速、停止といったクラッチ操作が必要になる場面で、クラッチコントロールを自動制御してくれるため、クラッチレバーを握らずに走行が可能。MT車らしい操る楽しさを残しながら、街乗りや渋滞時の負担を減らせる装備です。
- ツーリングでの実用性を高めたRoadSync搭載 Honda RoadSyncに対応したことで、スマートフォンとの連携機能を強化。Bluetoothで車両とスマートフォンを接続すると、ナビゲーションや天気情報などをメーターに表示でき、ヘッドセットを接続すれば音声案内や音声操作にも対応。従来の400ccスポーツが持つ走行性能やデザインはそのままに、日常やツーリングでの実用性をさらに高めてくれる機能です。
- 5インチフルカラーTFT液晶の採用 メーターには5インチのフルカラーTFT液晶を採用。燃料計や時計だけでなく、瞬間燃費、平均燃費、燃料消費量などの情報を集約して表示でき、レイアウトは、バー・サークル・シンプルの3タイプから選択可能。さらに背景色もホワイト、ブラック、自動から設定できるため、昼夜や好みに合わせた見やすさを確保。
- 安全性を高めるHSTCを装備 HSTC(ホンダ セレクタブル トルク コントロール)を装備。前後輪の速度差などから後輪のスリップ傾向を検知し、燃料噴射量の調整によりエンジントルクを最適化。雨天時や荒れた路面、発進直後の不用意なアクセル操作などで安心感を高めてくれる装備です。
- 追突から身を守る自動ハザード機能 エマージェンシーストップシグナルを標準装備。急制動時にABSモジュレーターが強い減速を検知すると、ウインカーランプを高速点滅させ、後続車へ急ブレーキ状態を知らせます。ツーリング中や市街地走行、高速道路での急な減速時に追突リスクの低減が期待できます。
⑤ 足回り・エンジンの変更点

- 数値以上の扱いやすさを実現 従来の399cc水冷直列2気筒エンジンを継承し、最高出力46PS、最大トルク38N・mの数値はそのままに。E-Clutchにより、日常域の扱いやすさをさらに引き上げたモデル。400ccスポーツらしい軽快さと、街乗りでも緊張しない穏やかさを両立した、熟成型と言える仕上がりです。
- E-Clutchと融合した直列2気筒エンジン 日常の移動で多用する低中回転域のトルク特性を最適化した、直列2気筒エンジン。高回転域まで淀みなく回る卓越したスポーツ性を備えながら、市街地やワインディングで胸のすく加速を生み出す、高次元の扱いやすさにあります。この優れたパワーユニットにE-Clutchを融合。発進時や低速走行時のクラッチ操作から解放されることで、エンジンの粘り強いトルクをよりダイレクトに、かつ自然に引き出すことが可能。
- 洗練された変速フィール ライディングの概念を鮮やかに変えるのが、E-Clutchがもたらす洗練された変速フィール。6速リターン式ロードスポーツトランスミッションをベースに、発進・変速・停止時のクラッチコントロールをシステムが自動制御。ライダーはシフトペダルを操作するだけで、思い通りのギアシフトが行えます。
- 重量に左右されない走行性能 E-Clutchの採用に伴い、車両重量は191kgから195kgへと移行。新機構の搭載によるわずかな重量変化を伴いながらも、400ccフルカウルスポーツとしての優れた高密度感と、扱いやすいパッケージングを巧みに維持。日常の押し引きや取り回しにおける安心感を確保しつつ、走り出せば、クラッチ操作に煩わされない快適性が、重量の存在を忘れさせるほどの軽快な走りをもたらします。
- 安定感を重視した足回り フロント120/70ZR17、リア160/60ZR17のタイヤサイズを採用し、ブレーキはフロントに油圧式ダブルディスク、リアに油圧式シングルディスクのABS付きを採用。400ccクラスとしてはスポーツ走行にも対応しやすい構成で、急激なパワーアップではなく、扱いやすいエンジンに見合った安定感を重視した足回り。E-Clutchによって発進や変速が滑らかになった分、ライダーはブレーキングやライン取りに集中しやすいモデルです。
⑥ 主要スペック【旧モデルと比較】

車体諸元
| 項目 | 新モデル | 旧モデル |
|---|---|---|
| 全長 | 2,080 mm | 2,080 mm |
| 全幅 | 760 mm | 760 mm |
| 全高 | 1,145 mm | 1,145 mm |
| ホイールベース | 1,410 mm | 1,410 mm |
| シート高 | 785 mm | 785 mm |
| 車両重量 | 195 kg | 191 kg |
| 最小回転半径 | 2.9 m | 2.9 m |
| 燃料消費率 | 28.1 km/L | 28.1 km/L |
エンジン
| 項目 | 新モデル | 旧モデル |
|---|---|---|
| 原動機型式 | NC65E | NC65E |
| 気筒数・配列 | 直列2気筒 | 直列2気筒 |
| 冷却方式 | 水冷 | 水冷 |
| バルブ駆動方式 | DOHC・4バルブ | DOHC・4バルブ |
| 排気量 | 399 cc | 399 cc |
| 最高出力 | 46 PS(34 kW)/ 9,000 rpm | 46 PS(34 kW)/ 9,000 rpm |
| 最大トルク | 38 N·m(3.9 kgf·m)/ 7,500 rpm | 38 N·m(3.9 kgf·m)/ 7,500 rpm |
年式と走行距離を入れるだけで、今の愛車がいくらになるかすぐわかります。

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⑦ CBR400R E-Clutch 新モデルの良いところ

CBR400R E-Clutchの最大のポイントは、スポーツバイクでありながらクラッチ操作の負が軽減されている点です。発進、変速、停止時にクラッチ操作を車両側が自動制御してくれるため、信号の多い街乗りや渋滞、長距離ツーリングで疲れにくくなります。スポーツバイクに乗りたいけれど、クラッチ操作に不安がある人には魅力的な装備です。
E-Clutchの採用により、初心者やリターンライダーが感じやすい発進時のエンスト不安を軽減。400ccクラスのフルカウルスポーツは見た目に迫力があり、扱いが難しそうに見えますが、低速域でも落ち着いて操作しやすいモデルです。
見た目はスポーティなフルカウルモデルですが、実際には日常使いからツーリングまで幅広く使いやすいモデル。前傾がきつすぎないライディングポジション、扱いやすい399cc直列2気筒エンジン、5インチTFTメーターやHonda RoadSyncなどの現代的な装備により、移動手段としての実用性も高くなっています。
⑧ CBR400R E-Clutch 新モデルの気になるポイント
従来型から価格が大きく増加。旧モデルのCBR400Rが863,500円(税込)だったのに対し、E-Clutch搭載モデルはマットバリスティックブラックメタリックが999,900円(税込)、グランプリレッドでは1,089,000円(税込)となります。E-ClutchやTFTメーター、Honda RoadSyncなど装備内容を考えれば進化はしていますが、400ccクラスとしては100万円前後の価格帯に入ってきます。
E-Clutch搭載により、車両重量は191kgから195kgへ増加。CBR400Rはもともと扱いやすいロードスポーツですが、軽快さを最優先する人にとっては、装備追加による重量増をどう受け取るかが判断材料となります。
E-Clutchは便利な装備ですが、すべてのライダーに必要な機能とは限りません。クラッチ操作を含め、MT車を操る感覚が好きな人にとっては、自動制御が介入することで少し物足りなさを感じる可能性があります。便利さとスポーツバイクらしさの中間にある装備だからこそ、ライダーの好みによって評価が分かれやすいモデル。






